「Ingress」は、Niantic社により運営されているGPS位置情報ゲームです。
スマートフォンを持ち、家を出て街を歩き、「コントロールフィールド」という領域を作り、拡大させていくゲームです。
あなたの街にある史跡、神社、銅像、文化的な構造物や施設は全て「ポータル」という拠点になっています。
このポータルを占拠し、線でつないで囲っていくことでコントロールフィールドを作成します。
その活動の中で、これまで通り過ぎてた小さなお地蔵様や、尋ねたことの無い博物館など、気づいていなかったあなたの街の魅力を「発見」するでしょう。
ゲーム中のほぼ全てのアクションは、実際にあなたが現地に出向いて行う必要があります。
そのため、エージェントは自分の住んでいる街の中を歩き、時には知らない街へ遠出して、これまで知らなかった街の魅力に気づくことになります。
そしてそれは日本のみならず、海外の街にまで至ることもあります。
イングレス発祥の地、カリフォルニアの
モニュメント「キューピッドスパン」
イングレスのプレイヤーは「エージェント」と呼ばれ、青い「レジスタンス」陣営か、緑の「エンライテンド」陣営に属します。
両陣営は自陣営のコントロールフィールド拡大を目指しながら、敵陣営のコントロールフィールドの破壊を行います。
コントロールフィールド作成により得られる「マインドユニット」という数値は全て陣営ごとに記録されて表示されるので、自然と競争を促されます。
あなたの街をあなたの属する陣営が守るのか、それとも敵陣営に遅れを取るのか、その争いの行方は、あなたの行動に掛かっています。
ゲームを有利に進めるためには、仲間との連携が必要となります。例えば、ポータルからより強いアイテムを排出するためには、仲間同士でポータルを強化する必要があります。
また、巨大なコントロールフィールドで街や県、そして日本を覆うためには、多くの仲間の協力が必要となります。
あなたには友達がいますか?
年齢、性別、仕事、経歴、過去のしがらみ、それらに囚われず心おきなく共通の話題で盛り上がり語り合うことのできる友達は何人いますか?
あなたは孤独を感じることはありませんか?
年を重ねるにつれて、これまでの趣味への興味が薄れ、一緒に遊んだ人たちとも関りが薄くなっていく、そんなことはありませんか?
日本にはイギリスに次いで二番目に誕生した孤独・孤立対策担当大臣がいます。
これは現代の個が重視される社会の中で人々の繋がりが弱まり、孤独の時の中を過ごす人たちが増えている世相を反映しているものと考えられます。
イングレスでは、「仲間」と繋がることができます。
協力してコントロールフィールドを広げ、アイテムを融通し合い、共に飲みに行き、新しい「作戦」について語り合う、そんなことが、どの街でも起きています。
あなたの街でも、これまでの間エージェント達はそんなやりとりを続けて、絆を深めてきました。
エージェント達は新しい仲間を求めています。
そして、あなたのことも歓迎します。
イングレスにはガチャが有りません。
より強い武器、今のイベントで役立つキャラ、クリアに実質必須となるアイテムを運に任せて買い求める必要は有りません。(ガチャではないアイテムの販売自体は有ります。)
より歩き、より多くのポータルに触れることで、よりたくさんのアイテムを得たエージェントが強いのです。
ただし、月に1000円強のサブスクリプションは有ります。
このサブスクに加入することでアイテム保有枠の拡大とレアアイテムの入手、ゲーム内通貨の獲得といった特典は受けられます。
月に、たったの1000円強です。
ちなみにイングレスの真の課金とは、リアル課金と呼ばれる、遠隔地へのイングレス旅行・宿泊、イングレスイベントへの参加、記念グッズの購入に掛かる費用を指します。
これはイングレス沼にはまると際限なく費用が掛かってしまうので、注意が必要です。
グッズ沼の一端
イングレスでは半定期的に、リアルイベントである「アノマリー」が開催されます。
これは、定められた都市、定められた日にエージェントが全国そして全世界から集い、ポータルの奪い合いなどといった大規模バトルを行い、陣営間で勝敗を決するものです。
このイベントが行われるたびに数千人のエージェントが集います。
勝利した陣営は勝者と称えられる誉れを受けます。
その勝利のために、多くのエージェントが事前に仲間を募り、作戦を立て、計画を練り、雌雄を決する戦いに臨みます。
以下の動画は、最も盛り上がった2016年東京大会「イージスノヴァ」の様子をNiantic社がまとめたものです。
イングレスは幅が広く奥が深く、その奥行きのほんの一部しか紹介しきれていません。
ハマれば人生の友となるゲームです。
是非あなたもプレイして、コミュニティに参加し、アノマリーにおいでください。
お待ちしております。